当サイトでは「小説家になりたい主婦」を応援するために、役立つ情報をお届けしていますが、「作家を目指す主婦の方がどんなことに悩んでいるのか?」を把握するために、意識調査アンケートを行いました。
多くの主婦の方が共通して抱えている悩みをまとめて、解決策を提示することで、主婦の方の夢を実現することに役立てると考えているからです。
今回は『本を出版する上での悩みについて、収集したアンケートの回答』とそれに対する解決策をまとめてご紹介していきます。
目次
アンケート調査の概要
今回、実施したアンケート調査の方法と概要は、次のとおりです。
調査日:2020年1月30日
対象:小説家になって本を出版したいと考えている主婦の方
有効回答件数:30件
アンケートに回答された年代の内訳は、次のとおりでした。
- 20代:10名
- 30代:11名
- 40代:6名
- 50代:3名

作家になりたい主婦たちの悩みで多いのは?
今回は、小説家を目指している主婦の方々を対象に次のような質問に回答していただきました。
本を出版する上で悩んでいることを具体的に教えて下さい。
この質問への回答は、大きく4つに分類することができました。
- 出版方法がわからない:23.3%
- どのくらい費用がかかるのか不安:13.3%
- 物語の書き方がわからない:53.3%
- その他:10%

4つの項目について、それぞれ回答例と解決策について解説していきます。
出版方法がわからない:23.3%
今回アンケートに回答を頂いた4分の1の方から、本は書きたいとは思うけど、『出版方法がわからない』という声があがっていました。
回答者の多くは、執筆経験がまだなく、漠然と頭の中で「小説家になれたらいいな」と思っている方が多かったようです。
具体的には、以下のような回答でした。
まずどこに声をかければ本を出せるのか分からない。
(20代)
一人だけで出版する作業を進めていけるものなのかということ。出版社さんに協力してもらわないでできるのか知りたいです。
(20代)
私も小説を書きはじめる前までは、まったく出版方法については無知でした。
そんな中、普通の主婦だった私が、出版できたのは『コンクール(キャンペーン)を使う』という方法だったのですが、この方法は本当にオススメです。
出版者のコネが無くても、ネットで影響力を持っていなくても、出版につなげることが出来る方法です。詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
参考:普通の主婦が小説家になるにはどうしたらよいの?コンクールを活用しよう
本を出版する具体的なアプローチ方法を知ることで、行動の全体像が把握でき、作品を書いてみようというモチベーションにも繋がっていくので、ぜひ参考にしてみて下さい。
どのくらい費用がかかるのか不安:13.3%
本を出版する上で、出版にかかる費用や、売れてからどの程度印税として入ってくるのかが知りたいです。
(50代)
自費出版するためにはどれくらいのお金がかかるのか、文章レベル、構成力はどれくらい必要なのかが知りたいです。
(20代)
まず結論からお伝えすると、商業出版にしても自費出版にしても、一概にいくらかかるという金額を断言することはできません。
なぜなら、出版社によって、あるいは販促の仕方によって、出版にかかる費用が異なるからです。
しかしながら、それらの費用を出版社と交渉することは可能です。
出版社の提案をすべて受け入れると、費用はかなりの金額になってしまうので、あなたが最低限の範囲でのサポートを受けるだけに留めれば、それほど高額になることはありません。
例えば私の場合は、2010年時点で出版社からの提示額は200万円以上でしたが、校正、新聞広告、チラシ、デザイン費用、印刷代など、すべて最低限に抑えたことで約80万円になりました。
ちなみに、このときの初版は1000部でした。
また、出版時点での明確な印税額は、出版社から提示されます。
しかし、これも手数料や税金などがひかれるので、提示額よりも少なくなると心得ていたほうが良いです。
ただ、現実的な話をすれば、ネームバリューがある芸能人でもないかぎり、出版早々に収入として印税を受け取れるということはありません。
また、出版後に売りたい気持ちが強くなり、出版社から追加料金で書店での販促キャンペーンなどを提案をうけることもありますが、それでも急にブレイクするというのは難しいのが現実です。
あなたの作品が話題になるには、ある程度の時間はかかるので、それは心得ておきましょう。
物語の書き方がわからない:53.3%
人に読んでもらえるような、まともな文章が書けるのか。ちゃんと、伝えたいことを伝えられるような文章を書けるのかが心配です。
(40代)
主婦なので、日常生活の中でネタを見つけるのが大変です。日々の生活にあまり変化がないので、小説のきっかけとなる話を見つけるのが難しいです。
(30代)
執筆してみたいが何から始めたら良いのかがわからない。また書き方の手本のようなものがあり、それに沿って書かないとダメなのか。自分なりの言葉で自由な書き方でも大丈夫なのか。
(20代)
執筆をしていると自分が接したことのない職業や、経験したことのない状況を描かなければならないことがあります。自分で調べながら何とか不自然ではなくリアルに表現できるように悪戦苦闘していますが、とても難しいなと思います。
(30代)
もっともアンケートの回答で多かったのが、『物語の書き方がわからない』という悩みです。
実際に作品を完成させない限り、出版することは不可能ですので、作家を志す主婦の方にとっては一番最初のハードルになると思います。
まずは、あなたが100%満足するような作品を最初から作ろうと意気込むのではなく、作品自体を完成させることに注力しましょう。
一つの作品を書き上げて作品を完成させるには、ちょっとしたコツがあります。
そのコツや取り組み方に付いては以下の記事で解説していますので、ご参照下さい。
参考:小説を書きあげられない人へ|書き始める前に『3つの準備』をしよう
その他:10%
著作権、著作物などの手続きも含めてしっかり管理をして、その上で本を作り出版出来たら良いと思います。
(50代)
ご質問とおり、出版時点で権利関係のことの調整が必要になる場合もあります。
権利については、プロである出版社の担当者に相談して進めることをおすすめします。
正しい日本語や言葉をちゃんと選択できているのがが不安です。また本として出版できるほどの量をかけるかも不安です。
(40代)
初めからプロのような作品を書ける人は一人もいません。
しかし、理想が高い人ほど、自分の作品に自信がもてなかったり、書いている途中で自信を無くしてやめてしまうということが多いようです。
それは、1作品目からあなたが憧れるような大作家に肩を並べようとしているからです。
そうではなく、まずはあなたが顔を想像できる身近にいる人に楽しんでもらうとか、感動してもらうレベルの作品を書くことを意識してみてください。
一人でも感動させることができる作品は、より多くの人の心を動かすことが出来るものです。
最後に
今回は、「作家を目指す主婦の方がどんなことに悩んでいるのか?」を把握するために、意識調査アンケートを行いました。
簡単にですが、悩みに対する解決策もアドバイスさせて頂きましたが、悩みながらもまずは書き続けていくことが最も大切なことです。
継続して書き続けることに、才能はいりません。
しかし、書き続けようと思う気持ちを持ち続けるために、同じ夢を目指す同じ境遇にいるひとたちと交流することや、情報を入手しつづけることが大切です。
あなたが書き続けられるように、このサイトでも作家を目指す主婦の方を応援する情報を引き続き、発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧になっていただければ幸いです。
またリクエストなども随時募集しております。
コメント欄にお気軽にお寄せ下さい。
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